コラム

ゲーム業界でエンジニアとして内定を頂くまでに行ったこと

はじめに

これは中学時代からゲーム業界に憧れ続けた人間が実際にゲーム業界に就職活動をし、内定を頂くまでに行ったことをまとめた忘備録である。

就職活動をするにあたって意識していたこと

全体的な採用方針

  • 就活は企業との相性テストである。優秀であれば通るわけではないし、優秀でなければ通らないわけでもない。
  • 相性が良い候補者のなかで、優秀な人を取りたい。しかしそれ以上に優秀でない人(ハズレ)を取りたくない。

面接において

  • 候補者が信用できること(行動に一貫性があること)
  • 一緒に業務している姿が想像できること

高校生までに行ったこと

大したことはやっていないが、いくつかやっていたことはある。

  • 京都大学工学部情報学科に入学する
  • 中学高校で部活を経験しておく(チームに所属して活動した経験)
  • ゲームをプレイする

特に学歴は保険として重要である。企業は基本的に「優秀な人を取りたい」というよりは「優秀でない人を取りたくない」という心理があるはずなので、学歴があれば最低限の能力を証明できる点で重宝する。また学部の選択なども一貫性があるとさらに良い。

またゲーム制作というものはほとんどがチームプレイである。はやいうちからチームで活動することに慣れておくと良いだろうし、その経験は企業にとってもハズレを回避するという点で良いだろう。

大学生で行ったこと

主にエントリーシートや面接で話題に上がったトピックのみを掲載する。

  • サークル活動
  • 競技プログラミング
  • Webサービスの個人開発
  • ゲームの個人開発
  • インターンシップでのチーム開発
  • 研究
  • 資格
  • ゲーム
  • 情報技術のキャッチアップ

それぞれについて簡単に述べていく。

サークル活動

僕は学部の3年生くらいの頃までサークル活動をしていた。

サークル活動に関して深く追求されることはなかった。というのもエントリーシートにちょろっとしか書いていないし、そんなにアピールすることもない(強いて言えば渉外をやったことくらい)ので、面接官としても深堀りするポイントがなかったんだろうと思う。

まあでもこれも部活と同じで、チームに所属して年単位で活動し役職も担当したという経験は安心感を増すという点でよかったのかもしれない。

競技プログラミング

AtCoderでレート1336(水色)を持っている。

まあまあやってますね〜と評価されたので、これくらい持っておくと安心感があるのかもしれない。特別高く評価された感覚はなかったが、水色くらいはエンジニアなら持っておいて良いのではないかとは思う。プログラミングが好きならやってるうちに行くだろう。

Webサービスの個人開発

これが一番評価されたように感じる。

正直それほど規模の大きなサービスではないが、課題を発見して、それを解決するために何かを自分で完成させて公開・運用したという経験が大事なのかなと感じた。

ゲームの個人開発

今の御時世、簡単なゲームであれば個人で開発ができてしまう。UnityやUnrealEngineなどのゲームエンジンを使えばさらに簡単である。

ゲーム業界に興味があります!と言っておきながらそれらに手を出さないのはやはり違和感がある。興味があるならとりあえず触ってみるよね?触らないということはゲームにそれほど情熱がないのでは?ということにもなりかねない。

そんなわけで、とりあえず触ってみておくと良いと思う。

インターンシップでのチーム開発

これもほどほどに評価された。企業でチーム開発があるとGitやDockerなども使ったことがあろうということで安心感があるのだろう。

ただそこまで強く評価された印象はない。基本的には行く必要はないと思うが、明確に入りたい企業があるのであれば参加してみるのも良いのかもしれない。情熱の証明になるだろう。

研究

これは強く評価された。ただし主に評価された点はモチベーションや取り組み方であった。

研究を始めた動機や困難な状況をどのように打開したかなど、論理的であることを求められていたのかなと思う。もちろん結果を出しているに越したことはないが、そもそも研究というのはがんばったからといって結果が出るわけではないし、そのことは企業も理解している。

資格

ハズレ回避の最たるものが資格である。知識や経験を保証するものが資格であるので当然である。

暇なら取っておくに越したことはないが、特別評価されるということもなかったように思う。

ゲーム

ゲームが好きですというのは最も普遍的で個性がない志望動機だ。しかし同時に最も強大な志望動機でもあると思う。

他の企業でも良いのでは?と言われれば御社のゲームが一番好きなんですと表明することができる。よっていろいろな企業のゲームをプレイして、それぞれの特徴を抑えておくのは最高の企業研究になるだろう。

会社によってはどれだけゲームに対して真摯であれるかが大きなポイントになる。また製作者サイドの気持ちになって「自分ならどう改善するか?」を日頃から考えておくと真摯さに深みが出ることだろう。

情報技術のキャッチアップ

ゲーム業界に限らずエンジニアにとって最も重要な能力のひとつが、学び続ける能力である。

その上で最新情報技術を追うことは欠かせない。それを楽しく行えるかどうかがある意味エンジニアの適正を図る基準といえるかもしれない。個人的にはPodcastやRSSリーダー、Twitterなどで追うのが楽しく行えたのでおすすめである。

また独学でプログラミング言語を習得したことがあることもアピールポイントになるだろう。

就職活動中に行ったこと

箇条書きで述べるのみとする。

  • 企業研究(ホームページの読破、主要ゲームタイトルのプレイなど)
  • 競技プログラミング(コーディングテスト対策)
  • 基本・応用情報技術者試験の参考書の勉強(技術面接対策)
  • 面接対策(自己分析、想定質問への回答作成、プレゼン練習など)

おわりに

僕はゲームが大好きだ。ゲームがない生活は考えれないし、ゲームに関係のない仕事は絶対にがんばれないと思っていた。

そんな僕がゲーム業界に入れたことは本当に幸運なことで、光栄に思う。

これからも僕が愛するゲームが人々を笑顔にする存在であり続けられるよう、努力していきたい。

参考書籍

世界で闘うプログラミング力を鍛える本 ~コーディング面接189問とその解法~

コーディング面接対策だけではなく技術面接対策も掲載されているので、エンジニア職で就活をするならまず読んでおいて間違いない。