ゲーム

「シロナガス島への帰還」評価・レビュー(ネタバレなし)

私は帰還する
あの忌まわしきシロナガス島へ――

評価

  • 華麗に解き明かされる奥深いミステリー
  • オーソドックスなポイントアンドクリック型アドベンチャーゲーム
  • 低価格でコスパ最強

ゲーム概要

TABINOMICHI公式ページ

steamでは2020年、夏コミなど物理版は2018年くらい…?に発売したミステリーアドベンチャーゲームです。シナリオやイラスト制作は鬼虫兵庫さんという方が個人でされたそうです。すごいですね。

探偵である主人公「池田戦」が相棒「出雲崎ねね子」とともにシロナガス島で巻き起こる殺人事件と島に隠された謎を解明するというのがおおまかなストーリーです。王道のミステリーゲームだと思っていただければ間違いありません。

プレイ状況

steam版をサマーセールで購入してプレイ、クリア時間は余話まで含めておよそ7時間でした。

感想・レビュー

最も良かった点

島の謎が次々と解けていくラストスパート

前半は不可解な殺人事件や奇妙な現象が次々と起こり、主人公らは窮地に陥ります。そこからのスピード感のあるストーリー展開とハッとするような伏線回収が最高でした。ミステリーの王道的な設定でありながらも常に僕の想像を上回る展開で、ストーリーを進める手が止まりませんでした。

そのほか良かった点

テンポを良くする捜索パート

クリック型のアドベンチャーゲームというのは途中でだれてしまいやすいですが、本作に関しては途中で挟まれる捜索パートがとても良い塩梅でした。面倒になることもなく、ストーリーを引き立たせるような仕組みになっていて最初から最後まで没頭してプレイすることができました。

低価格

本作は個人制作の同人ゲームということもあるのでしょうが、なんと500円で買えてしまいます。さらに僕はサマーセールだったので100円で購入しました。内容としては2000円くらい出しても良かったと思えるくらいの完成度だったので、非常にコスパが良いです。

微妙だった点

少し過激なホラー要素

これは好みも多分に含まれますが、たまに驚かし系のホラー要素があります。飽きを防ぐ意味や展開の刺激を増す意味ではとても有効に使われていたとは思いますが、個人的には純粋にミステリーの謎解きを楽しみたかったため好みではありませんでした。

まとめ

少し懐かしさすら覚えるクリック型のアドベンチャーゲームで、かつ設定も島の謎を解き明かすといったある種使い古された設定でありながら、その謎の奥深さと最後に華麗に解きほぐされる感覚はとてもピュアでハイレベルなものだと感じました。これぞミステリーアドベンチャーという感じで、アドベンチャーゲーム好きならプレイして間違いないでしょう。

定価が500円というプライスや10時間かからないプレイ時間もとっつきやすい要因になっていると思います。もうセールは終わってしまいましたが、ぜひ週末にサクッとプレイしてみてはいかがでしょうか。