初心者に優しい対戦ゲームとはなんなのか考えてみます。
前提
対戦ゲーム
対戦することをメインとするゲームのこと。
コンソールだとスマブラやストリートファイター、スマホだとシャドウバースやクラロワなんかがメジャーなタイトルになります。
最近はインターネットの発達と普及によってオンライン対戦がかなり一般的になってきました。それゆえに心が折れる機会も増えています。
初心者
対戦ゲームを始めたての人たちのこと。
最近は生放送や動画がかなり広まっているので、そこから始める人も多いように感じます。ほかには広告や友達に進められてなどもあるでしょう。
初心者に優しい
ゲームにとって大事なことは初心者に継続してプレイしてもらうことです。
ということでここでは初心者に優しいゲームとは、初心者がプレイを続行したくなるゲームとします。
初心者に優しい対戦ゲームとは
結論
僕の結論から言ってしまうと、初心者がやることがたくさんあるゲームです。
理由を述べていきましょう。
対戦ゲームというくらいなので、ゲームを始めた人はとりあえずCPUとでも対戦してみようかとか、あるいはさっそくオンラインで対戦してみようとなるはずです。
そこで当然最初は負けます。初心者ですから。
負けたあとすぐやめてしまう人を追うことは難しいです。
問題は負けたあとなんとかして勝ちたいと思う人をどうサポートするかです。程度に差はあれど、基本的には勝ちたいと思うはずです。
ここで極端な話をすれば、オンライン対戦しか用意されていないゲームだと、やることがありません。当然負け続けていても少しずつ経験値は溜まっていくのでいずれ勝てるようになるとは思いますが、それを初心者に要求するのは酷でしょう。
そこで例えばストーリーモードであったり弱いCPUなんかがいればとりあえずその辺をやってみようかとなって、プレイを継続してくれるというわけです。
対戦システムについて
対戦システム自体はどうすればよさそうでしょうか。
これについても同様に、やることがたくさんある方がいいでしょう。つまり難しいゲームです。
格闘ゲームであればコマンドであったりコンボであったりテクニックであったり、カードゲームであったらカードプールの広さであったり読みの困難さであったり。やることがたくさんあるほどプレイヤーは、「勝ちたいけど何をすればいいかわからない」という状況に陥りにくくなります。
難しいゲームほど初心者に優しいといってもいいかもしれません。
具体例を挙げてみましょう。
大人気対戦アクションゲームであるところのスマブラには、ストーリーモードやミニゲームが充実していて初心者のとっつきやすさは天下一です。
さらに対戦自体もとても難しいです。二段ジャンプやジャストシールド、崖奪いなどの細かいテクニック、フレーム周りも合わせるとこれほど難しいゲームはなかなかないでしょう。
対してポッ拳というゲームをみてみます。
ちょっとしたストーリーモードやチュートリアルもあってとっつきやすさはかなり良い感じだといえます。
しかし対戦システムには問題があるといえます。このゲームは簡単で、コマンドもなければジャンプも1回だけ、コンボも簡単なものが多いです。これらを一通り理解した初心者が、次に何をすれば強くなれるのかわかりにくいのです。つまりここからステップアップするには間合い管理や差し返し、全対応択の開発など、初心者にはとても及びつかないような技術が必要になってきます。
これがポッ拳にプレイヤーが定着しない理由なのかな、と思ったりしています。