タイトルの通りです。読み終わりました。
せっかく読んだので書評というか、レビューのようなものをしたいと思います。
内容
舞台はアメリカ、1990年ごろのほぼノンフィクション小説です。
その時代は任天堂のファミコン(アメリカではNES)が大流行していて、その現状にセガがジェネシスやソニックを軸として立ち向かう……というようなあらすじです。
感想
結論から言えばあまり好きな内容ではありませんでした。
もっとゲームの話が出てくるものだと思っていたのですが、実際はビジネスマーケティングの話が中心でゲームは二の次という感じでした。
また作中ではもちろんセガ視点で展開されていくのですが、その手法が好きになれませんでした。任天堂の悪評を広め、自社の売り上げを偽り、そしてなんと任天堂一強時代を終わらせた、すごいですね……となりますか?僕はなりませんでした。
確かにビジネスの世界ではそういう事例はあるのかもしれないし、結局商品が売れたんだからいいじゃないかという見方もできるかもしれませんが、そこに僕の信じる正義はありませんでした。
主人公サイドに感情移入もできず、最後の方は読むのも億劫でした。
読んでよかったことは、アメリカの家庭用ゲーム機の知識と「ゲームの決め手はゲーム」などの考え方を知れたことです。
ただやっぱり僕のための本ではないなと思ったので、下巻は買わないと思います。